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【人とくるまのテクノロジー展】古河電池、ホンダ「インサイト」で16万km走行したキャパシタ一体型鉛2次電池を展示

2008/05/30 18:48
林 達彦=日経Automotive Technology
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図1◎古河電池の「Ultra Battery」を積んだ「インサイト」
図1◎古河電池の「Ultra Battery」を積んだ「インサイト」
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 米ノースカロライナ州を本拠とする高性能鉛酸蓄電池コンソーシアム(ALABC)は「人とくるまのテクノロジー展2008」に、ホンダ「インサイト」のNi-MH(ニッケル水素)2次電池を鉛2次電池に変更し、16万kmのテスト走行に成功した車両を展示した。電池にはALABCのメンバーである古河電池の「Ultra Battery」を採用した。この電池は鉛2次電池の負極にカーボンを組み合わせ、スーパーキャパシタの機能を一体化させたもの。

 Ultra Batteryは電池電圧が下がったときにキャパシタからの電力を放出することでそれ以上鉛電池の電圧が低下することを防ぐ。鉛電池はSOC(充電状態)が低くなると、サルフェーションと呼ぶ硫酸鉛の析出が起こって電池寿命が短くなる。電圧が12V以下になるとキャパシタが作動するUltra Batteryでは寿命が向上し、充電受け入れ性も向上するという。

 インサイトに本来載っているNi-MH電池を、このUltra Batteryを12個直列につないで置き換えた。電圧は144V、電流容量は8.5Ahである。ALABCは採用した鉛電池はNi-MH2次電池より安価で、同等の寿命を持つとするが、質量はNi-MH電池よりもやや重くなっている。

 今後、古河電池ではアイドリングストップ車やマイルドハイブリッド車用の2次電池としてUltra Batteryの実用化を図りたい考えだ。アイドリングストップ車では、通常の鉛電池のセパレータをガラスマットとして保水が不要なAGM(Absorbent Glass Mat)タイプが採用されることが多いが、AGMタイプよりコストは高くなるという。

図2◎「Ultra Battery」
図2◎「Ultra Battery」
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図3◎搭載した様子。荷室のカバーを開けられないため、写真パネルによるイメージ
図3◎搭載した様子。荷室のカバーを開けられないため、写真パネルによるイメージ
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