米Broadcom Corp.は,より対線(ツイスト・ペア・ケーブル)を使って10Gビット/秒のデータ伝送速度を実現するEthernet規格「IEEE802.3an-2006(通称10GBASE-T)」に向けた物理層(PHY)トランシーバIC「BCM8481」を,一部顧客向けにサンプル出荷を始めた。65nm世代のCMOSプロセス技術で製造した。カテゴリ6aまたは7のより対線を使って,100m以上の伝送距離を実現できるとする。従来品が2チップ以上の構成になるのに対して,BCM8481は物理層トランシーバとして必要な機能を1チップに集積したと主張する。イネーブル・スイッチやコントローラなどの機器に向ける。
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