ソニーと韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,両社の合弁会社であるS-LCDの韓国タンジョン工場内に,ガラス基板サイズが2200mm×2500mmのいわゆる第8世代生産ラインを増設する。投資額は2000億円で,S-LCDが拠出する。2009年4月~6月期に稼働を始める予定である。

 S-LCDは,2005年4月に第7世代(基板サイズが1870mm×2200mm)生産ラインを立ち上げており,このラインの生産規模がガラス基板投入量で現在10万枚/月となっている。さらに2007年8月からは第8世代(基板サイズが2200mm×2500mm)の生産ラインを稼働させており,こちらは5万枚/月の生産規模を持つ。今回増設する第2の第8世代ラインは当初,ガラス基板投入量で6万枚/月の生産規模で稼働する計画という。