これは、地デジのデータ放送はテレビのリモコンで操作することを想定して開発されており、マウスで操作しながら視聴するという使い方を想定していなかったことが原因とみられる。現在のところ、この課題はアイ・オー・データ機器だけでなく、他社の製品でも同様に抱えているようだが、いずれのメーカーも「マウス操作を可能にする必要がある」と認識しており、今後の製品で対応が図られるだろう。
一覧しやすいEPG、カスタマイズも可能
mAgicTV Digitalで秀逸なのが、電子番組表(EPG)の使い勝手だ。mAgicTV DigitalのEPGは一般のテレビと異なり、机の前に座って操作することを前提に画面設計されている。このため、EPGの一覧画面も比較的小さな文字で、多くの番組情報を一目で視認できるよう配慮されている。日頃パソコンを使い慣れているユーザーならば、テレビ受像機やDVDレコーダーのEPGより使いやすいと感じることだろう。今回、表示に使ったディスプレイは解像度が1920×1200ドットのものだが、画面いっぱいにEPGを一覧表示すると圧巻である(図9、図10)。
《訂正》
2ページ目の2つめの段落で「独NXPが開発」としていましたが,「オランダNXP Semiconductorsが開発」の誤りでした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。
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