Blu-ray Disc装置の家庭への普及率の予測
Blu-ray Disc装置の家庭への普及率の予測
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 調査会社の米Strategy Analytics,Inc.は,Blu-ray Disc装置を所有する家庭が2008年末までに世界全体で2940万世帯に達するとの見通しを発表した(発表資料)。2009年まではソニー・コンピュータエンタテインメントの据置型ゲーム機「プレイステーション 3」がBlu-ray Disc装置市場を牽引し,その後は,Blu-ray Discプレーヤーが市場での主要製品になるという。Blu-ray Disc装置を持つ家庭は,2012年前に1億3200万世帯以上になると予測する。HD-DVD規格が次世代光ディスク市場から撤退したことによって,Blu-ray Disc規格の製品は今後,メーカーやコンテンツの権利所有者にとって主要な収入源になると同社は説明する。

 2008年のBlu-ray Disc装置の世界全体での販売台数は1880万台に達する見込み。このうち約400万台はBlu-ray Discプレーヤー,約1300万台はゲーム機,約200万台がパソコンという。2012年までには,年間のBlu-ray Disc装置の販売台数が5740万台になると見る。地域別に見ると,欧州市場が最大の市場となる見通しで,2012年の販売台数は2640万台を見込む。次いで販売台数が大きいと予想されるのは米国市場と日本市場。2012年の予想販売台数はそれぞれ2260万台と840万台である。