三菱鉛筆,筆圧で芯を回転させて太さを一定に保つシャープペンシルを発売《動画あり》
三菱鉛筆は,芯先を常に円錐形に保てるシャープペンシル「クルトガ」を発売した(図)。新開発の機構「クルトガエンジン」によって文字を書くたびに芯を少しずつ回すため,芯先が均一に摩耗する。価格は472円(税込み)。
従来のシャープペンシルは,書き続けているとシャープ芯が斜めに摩耗し,極端に尖った芯先になってしまう。そのため,文字がだんだん太くなる,芯先が紙の繊維に引っ掛かって書きにくい,芯先が崩れやすく粉によって紙面が汚れる,といった問題が起きやすかった。
そこで同社は,芯先を常に円錐形に保つ「クルトガエンジン」を開発した。機構内部は,芯に連結された中ギアとシャープペンシル本体に固定された上/下ギアから成る。文字を書くときの筆圧によって中ギアが上下に運動し,上下のギアと斜めにかみ合うことで,1画書くたびに少しずつ回転する仕組みだ(動画)。1画で約9°回転し,40画で1周する。
この機構により,芯先と紙面が接触する面積を一定に保てるので,書き手が自らシャープペンシルを持ち替えなくても細くて濃い描線を書き続けられる。同社の計算によると,芯が紙と接する面の長さ(描画する線の幅)は,片減りした状態の50%。同じ太さの芯で比べた場合,クルトガの方が細い文字を書けるという。
「クルトガエンジン」の動き(同社提供の映像)。筆圧によって中ギア(黄色の部分)が上下のギアとかみ合い,回転する(約13秒の動画)
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