メモリ大手の台湾Winbond Electronics Corp.は,ロジックIC事業を分社化する(発表資料)。2008年3月14日に開催した取締役会で,100%子会社「Nuvoton Technology Corp.」を新設して同事業を移管することを決議した。今後,Winbond本社はDRAMやフラッシュ・メモリなどの開発・生産に集中していく。メモリ事業とロジックIC事業ではビジネス・モデルが異なるため,経営体制を分かち,それぞれが専業メーカーとして強みを発揮するのが望ましいと判断したという。

 Nuvoton社の資本金は25億台湾ドル。2008年4月30日の株主総会で承認を得て,同7月1日をメドに設立の予定である。