NTTドコモのグループ企業9社は,「iモードメール」のアドレスを使ってパソコンからメールの送受信ができるサービス「iモード.net」を,2008年3月11日から提供する(発表資料)。携帯電話機のiモードメールのアドレスをWebメールのアドレスとして利用し,パソコンでメールの送受信を行う。

 iモード.netは,iモードメールの絵文字機能やiモードメールを自由にデコレーションできる「デコメール」も利用可能。メールには2Mバイトまで最大10個のファイルを添付できる。

 操作画面には,パソコンの画面寸法に合わせた「フルモード」と画面寸法の小さい「コンパクトモード」の2種類を用意する。また,携帯電話サービスで同社の「電話帳お預かりサービス」を契約しているユーザーは,携帯電話機の電話帳をそのまま利用することが可能。iモード.netで登録した電話帳のデータも,携帯電話機に自動的に反映されるという。

「フルモード」の操作画面イメージ
「フルモード」の操作画面イメージ (画像のクリックで拡大)

「コンパクトモード」の操作画面イメージ
「コンパクトモード」の操作画面イメージ (画像のクリックで拡大)

 第三者のなりすまし利用の防止にも配慮する。iモード.netへのログインの際に,携帯電話機に送信された一定時間のみ有効のパスワードを入力する「ワンタイムパスワード」機能や,ログインした日時を携帯電話機に通知する「ログイン通知メール」機能を備える。

 保存容量は,受信メールが最大10Mバイトまたは1000通まで,送信メールが最大4Mバイトまで。

 利用料は,税込みで月額210円。同社の「iモード」の契約者が利用できる。