パナソニック コミュニケーションズの無線LAN電話機セット「KX-WP800」
パナソニック コミュニケーションズの無線LAN電話機セット「KX-WP800」
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 パナソニック コミュニケーションズは,インターネット通話サービス「Skype」を利用できる無線LAN電話機セット「KX-WP800」を発売する(発表資料)。携帯電話機状の端末にSkypeを利用するソフトウエアを搭載しており,パソコンを使わずに通話できる。同梱する専用の無線LANルータを利用することにより,複雑な設定をせずに通話できる。加えて,無線LANルータと端末の間では,独自の制御を行って通話品質を高めているとする。また,ユーザー参加型の無線LAN共有サービス「FON (フォン)」を利用できる。これにより,端末だけを自宅外などに持ち出して,国内に約3万2000カ所あるFONのアクセス・ポイントを通じてSkypeを利用できる。

 端末の外形寸法は約142mm×45mm×20mmのストレート型で,重量は約100g。Liイオン2次電池を内蔵し,専用の無線LANルータと組み合わせて使ったときの電池持続時間は,連続待ち受けが55時間,連続通話が4.5時間である。1.8型で約6万5000色表示のTFT液晶パネルを搭載する。直径20mmのスピーカーを内蔵し,ハンズフリー通話が可能。最大500件のコンタクト・リスト機能を備える。無線LAN規格はIEEE 802.11b,WPA2-PSK(AES)などのセキュリティ機能を備える。

 無線LANルータはWAN側が10Base-T/100Base-TX。LAN側にも10Base-T/100Base-TXのRJ-45端子を備える。無線規格はIEEE 802.11g/bに対応する。WPA2-PSK(AES/TKIP)などのセキュリティ機能を備える。外形寸法は148mm×33mm×51mmで,重量は約150g。

 2008年3月28日より,松下電器産業グループのWebショッピング・サイト「パナセンス」で販売する。税込みの販売価格は2万9800円。月産台数は当初1000台を予定する。

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