日立製作所は2008年3月4日,米General Motors社からハイブリッド車向けLiイオン2次電池を受注したと発表した。GM社が2010年に発売予定のハイブリッド車に搭載される予定で,受注規模は10万台以上となる。搭載車種や電池の容量などは「現段階では未公表」(日立製作所)という。

 今回のLiイオン2次電池の製造は日立製作所の子会社である,日立ビークルエナジーが担当する。日立製作所は2008年1月に,日立ビークルエナジーに対して60億円の増資を実施しており,この増資は「当然,GM社の受注を織り込んだもの」(日立製作所)である。

 GM社は,2008年1月にプラグイン・ハイブリッド車を2010年に量産を開始すると発表しているが,今回の電池は「プラグイン・ハイブリッド車向けではない」(日立製作所)という。