日本製鋼所は,質量が39g,外形寸法が40×60×5.5mm,内容積が8.5cm3で12.9Lの水素を貯蔵できる小型タンクを出展した。これは,東北大学金属材料研究所環境材料工学研究分野准教授の折茂慎一氏らのグループと共同で開発したもの。水素吸蔵材料としてアルミニウム水素化物(AlH3)を用いたもので,従来の代表的な水素吸蔵材料であるAB5合金(A:希土類元素,B:遷移元素。LaNi5など)を充てんしたものと比べて,水素を52%余分に吸蔵できる。しかも,質量は57%減らせる。
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