シャープと東京エレクトロンが,太陽電池事業で提携する。一部の報道によると,2008年春に新会社を設立して,太陽電池の製造装置を共同開発する。シャープは今回の件に関して「新会社を設立するのは事実。本日午後に東京エレクトロン・サイドから詳細が明らかになる」とした。

 東京エレクトロン 代表取締役会長の東哲郎氏は,NIKKEI MICRODEVICES誌2008年1月号のインタビューで,「注目度が高い太陽電池には,われわれのやり方で参入する予定である。現在,多くの製造装置メーカーが提案しているターンキー・ソリューションは,果たして本当の解か疑問を感じている。現状は技術がドンドン変わるため,ユーザーとともにデバイスを理解しながら改良を進める必要があるためだ。ユーザーと協力しながら徐々に参入していく。薄膜向けの成膜装置からの参入になるだろう」と語っていた。