米In-Stat社は,インドの半導体設計サービスの市場規模が2012年に34億米ドルに達するとの予測を発表した(発表資料)。2007年の14億米ドルに比べると約143%の成長を遂げる見通し。

 エンジニアの賃金が上昇していること,為替がルピーに対して米ドル安になっていること,設計エンジニア数と需要のギャップが埋まりつつあることなど,逆風はあるものの,見通しは明るいとIn-Stat社はみている。インドの半導体設計企業は設計サービスの質の向上や手掛ける分野の拡大に向けて,買収などにも積極的であるという。先端プロセスのチップ設計を得意としている企業も多く,2010年にはインドで手掛ける半導体設計の39%までが65nmプロセス世代の設計になる見込みとしている。