米Qualcomm Inc.は,2008年度第1四半期(2007年10~12月)の決算を発表した(PDFの発表資料)。売上高は対前年度同期比21%増の24億4000万米ドル,営業利益は同31%増の7億5700万米ドル,純利益は同18%増の7億6700万米ドルと,2ケタの増収増益を達成した。

 同社のCEOであるPaul E. Jacobs氏は,「CDMA方式に対応した機器やアプリケーション,サービスが引き続き拡大しているため,2008年度第1四半期も好調な業績だった」と話す。 チップセットの出荷数は,四半期ベースで過去最高となったという。

 部門別に見ると,主力の半導体部門(QCT:Qualcomm CDMA Technologies)の売上高は対前年度同期比28%増の15億7400万米ドル。ライセンス部門(QTL:Qualcomm Technology Licensing)は同8%増の6億5000万米ドル,ワイヤレスインターネット部門(QWI:Qualcomm Wireless & Internet)は同12%増の2億1000万米ドルだった。

 2008年度第2四半期(2008年1~3月)の売上高は,24億~25億米ドル(前年同期比で8~13%増)となる見通し。2008年度通期の売上高は,96億~100億米ドル(前年比で8~13%増)と見込む。