台湾Nanya Technology Corp.のDRAM製品に関して,富士通が申請した輸入差し止めを税関が2008年1月23日,受理した(富士通の発表資料)。今後は税関検査でNanya社のDDR/DDR2/DDR3型シンクロナスDRAMやこれらメモリのモジュール製品が発見された場合,富士通が差し止めを求めた製品に該当するかどうかの認定手続きがとられ,該当製品であれば日本国内への輸入が差し止められる。

 富士通は2005年8月22日,Nanya社の子会社である日本ナンヤ・テクノロジーの販売するDRAMが富士通の特許を侵害しているとして東京地方裁判所に提訴。2007年8月30日に特許侵害を認める判決が下った。翌31日にこれを受けて税関に特許侵害製品の輸入差し止めを申し立てていた。

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