「Nokia 2600 classic」
「Nokia 2600 classic」
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「Nokia 1209」
「Nokia 1209」
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 フィンランドNokia Corp.は2008年1月22日,新興市場向けの低価格携帯電話機「Nokia 2600 classic」と「Nokia 1209」の2機種を発表した(発表資料)。

 Nokia 2600 classicは,外観カバー「Xpress-on covers」向けにさまざまな種類の色を用意しており,利用者が好みの色のカバーに変更できる。また,MP3形式の着信音が利用可能。VGA(480×640画素)の解像度のカメラと,FMラジオの受信機能を備える。

 一方Nokia 1209は,携帯電話機を初めて購入する人に向けた機種。複数人で携帯電話機を共有することを想定した機能を持つ。それぞれの利用者がどれだけ通信料を使ったのかを追跡する機能や,複数の利用者が個別の電話帳を管理できる機能を搭載する。最高5人分の電話帳を別々に管理でき,合計200件
まで登録できる。直感的に使えるユーザー・インタフェースを持ち,防塵性も備える。最大で80種類の言語に対応する。

 Nokia社が実施した最近の調査によれば,新興市場では家族や友人との間で1台の携帯電話機を共有する傾向が現れているという。インドおよびパキスタンでは50%以上の回答者が,ベトナムでは30%近くの回答者が,家族や友人と携帯電話機を「現在共有している」,または「今後共有するつもり」と答えたとする。加えて,デジタル・カメラ機能の人気も急速に上昇しており,デジタル画像を撮影したり,共有したりすることが一般的になってきている,と説明する。

 Nokia 2600 classicの販売価格は約65ユーロ。既に出荷が始まっており,2008年の第1四半期に販売を開始する予定。Nokia 1209の価格は約35ユーロで,2008年第2四半期から販売する予定である。