図1 シャープ製の携帯電話機「DM001SH」。筐体の前面にミッキーマウスのシルエットがデザインされている。
図1 シャープ製の携帯電話機「DM001SH」。筐体の前面にミッキーマウスのシルエットがデザインされている。
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図2 DM001SHを開いたところ。キーボードの右上部分にポータルサイト「Disney Web」にアクセス可能な「Dボタン」を搭載する
図2 DM001SHを開いたところ。キーボードの右上部分にポータルサイト「Disney Web」にアクセス可能な「Dボタン」を搭載する
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図3  DM001SHは,「Shiny Silver」,「Glitter Gold」,「Sparkle Pink」の3色展開
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 ウォルト・ディズニー・ジャパンはソフトバンクモバイルと協業で,携帯電話サービス「ディズニー・モバイル(Disney Mobile)」を2008年3月1日から開始する( Tech-On!の関連記事)。同時に,ディズニー・モバイル独自の携帯電話機を発売する。実際に携帯電話サービスを利用するには,ウォルト・ディズニー・ジャパンと契約し,ドメイン名が「disney.ne.jp」のメールアドレスを用いる。MVNO(仮想移動体通信事業者)のような形態をとるが,「ソフトバンクとの協業により提供するサービス」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)であることを強調した。同社のコンテンツを頻繁に利用しているとみられる,20~30代の女性に向けるという。

 通話などの料金プランは,現行のソフトバンクモバイルに準じたプランを提供する。「ホワイトプラン」や「Wホワイト」,「ホワイト家族24」,「パケットし放題」などが利用できる。ディズニー・モバイルのホワイトプランに加入すれば,ディズニー・モバイルのユーザー間だけでなくソフトバンクモバイルのユーザーとも,1時~21時までの通話が無料になる。

第1弾の携帯電話機はシャープ製

 ディズニー・モバイルの第1弾として発売される携帯電話機は,シャープ製の「DM001SH」である。表示部の筐体前面やキーボードには,ミッキーマウスのシルエットがデザインされている。通信方式はソフトバンクモバイルの3G携帯電話機と同様にW-CDMA方式を採用する。通話は国内専用で国際ローミングには対応しない。メイン・ディスプレイには画素数が400×240画素(ワイドQVGA)の液晶パネルを,サブ・ディスプレイには60×32画素のモノクロ有機ELパネルを搭載する。CMOSカメラの有効画素数は200万画素。ワンセグやFeliCaなどの機能も備える。外観や仕様から,ソフトバンクモバイルのシャープ製の携帯電話機「SoftBank 821SH」をベースに開発されたとみられる。

 独自の機能として,DM001SHはキーボードに「Dボタン」を搭載する。ボタンひとつでポータルサイトである「Disney Web」にアクセスできる。このサイトはYahoo! JAPANとの協業により提供する。Yahoo! JAPANの携帯電話専用サービスである「Yahoo!ケータイ」のコンテンツを利用することも可能だ。また,現在23あるウォルト・ディズニー・ジャパンの公式携帯サイトを無料で利用できる。

 DM001SHは,全国のソフトバンク ショップや,家電量販店,ディズニー モバイルのWebサイトで販売する。具体的な販売目標は,「特に決めていない」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)という。

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