三菱レイヨンと神奈川科学技術アカデミー(KAST)は,「モスアイ(蛾の目)型」の無反射フィルムを,連続的に製造する技術を開発した。モスアイ型フィルムとは,表面に100nm程度の規則的な突起配列を有する構造を持つフィルム。この構造を持つフィルムは,厚み方向の屈折率が連続的に変化するため,フィルムに当たる光をほとんど反射しない。従来,このフィルムを継ぎ目なしに大面積化することは難しかったが,両者の技術を組み合わせることにより,連続的な製造を可能としたもの。今後,2010年の量産化を目標に開発を進める。
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