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【CES続報】「1000万円級のデジタルシネマの映像をPDPで実現したい」,松下電器がデジタルシネマの色域に近づけたPDPテレビを試作

2008/01/15 23:36
根津 禎=日経エレクトロニクス
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図1 試作品でデジタルシネマの要求仕様に近い色域で表示した様子。
図1 試作品でデジタルシネマの要求仕様に近い色域で表示した様子。
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図2 水色の三角形の枠が「SMPTE RP431-2-2007 Reference Projector」の色域,赤色の三角形の枠が試作品の色域。いずれの同程度の色域なので,水色と赤色の枠がほとんど重なって見える。なお,紺色の三角形の色域はHDTVの標準規格のもの。
図2 水色の三角形の枠が「SMPTE RP431-2-2007 Reference Projector」の色域,赤色の三角形の枠が試作品の色域。いずれの同程度の色域なので,水色と赤色の枠がほとんど重なって見える。なお,紺色の三角形の色域はHDTVの標準規格のもの。
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 松下電器産業は,デジタルシネマの色域に近い映像を表示できるPDPテレビを試作し,「2008 International CES」で披露した。「製品化できれば,1000万円ほどかかるデジタルシネマの映像を数十万円のPDPテレビで家庭に届けられる」(説明員)という。

 展示場では試作品の映像と前面投射型プロジェクターによってスクリーン上に投射したデジタルシネマの映像を比較していた(図1)。具体的には,ハリウッドの映画会社が構成する業界団体DCI(Digital Cinema Initiatives)が定めたデジタルシネマの要求仕様で,映像/放送機器の国際団体SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)で標準化された「SMPTE RP431-2-2007 Reference Projector」の色域に近づけたという(図2)。DCIはこうした仕様をSMPTEでの標準規格にしようとしているとする。

 デジタルシネマの映像と通常の映像で異なるのは,例えば赤色や金色の表現。こうした違いがあるのは,「フィルム時代から映画製作者が深い赤色や,金色の表現にこだわってきたため。これらの色の表現は,液晶テレビよりもPDPのほうが向く」(説明員)と主張する。今回,表示する色を決める蛍光体の材料や光学フィルターに改良を加えるなどして実現したという。

 なお,今回の試作品のようにデジタルシネマの仕様に近い映像を出力できる表示機器として,同社は例えば前面投射型プロジェクター「TH-AE2000」を2007年秋に既に製品化している。

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