ゲートでは,事前に登録さえしてあれば難なく入れる。ただし,なぜか女性だけは個室に入れられて身体検査が行われる(図6)。会場に入ると,メーンの通路にはTata Motors社の幟が立ち並び,同社の存在感の大きさを感じさせた(図7)。
会場内はもちろん外よりは綺麗なのだが,道にはところどころに凹凸があるのでやはり歩行には注意がいる(図8)。それと建設中なのか,それとも整地中なのだろうか,何カ所か瓦礫が散乱するような場所があった(図9)。また,特に初日は半分程度のブースがまだ設営中ということもあり,大量の廃棄物が道端に捨てられていた(図10)。ただ,リサイクル可能な廃棄物は人の手で回収される。
それと気になったのは会場内を野良犬が多数うろついていることであった(図11,12)。犬たちは皆,大人しそうで危害は加えないようであった。インドの方々はほとんど犬には関心も注意も払っていない。唯一,ある少女が犬に近づいて触ろうとしているのを目撃した。
このように,会場の内外では先進国のモーターショーでは,考えられないような光景が広がっていたが,建物の中に入ればそこは華やかなモーターショーだ。「AUTO EXPO2008」フォトレポート【後編】に続く…。