【麻倉怜士CES報告10】ソニーの液晶テレビ,遂に悲願の「全世界1000万台」達成
ソニーの液晶テレビが2007年度に全世界マーケットで1000万台の大台を達成することが確実になった。「1000万台は,我々の夢でした。ブラウン管最盛期のトリニトロンの時代も1000万台は達成していないのです。その意味では,感慨深いものがありますね」と,ソニー テレビマーケティング戦略部統括部長の澤村宣亮氏は述懐した。それも伸びが凄い。2006年度は630万台だったから,60%近くも伸びたことになる。特にアメリカ,アジア地域が伸びたという。
でも世界一ではないのである。ワールド・ナンバーワンは韓国のSamsung Electronics社だ。ソニーより三割は多いという。ソニーの課題はヨーロッパ市場である。ヨーロッパではSamsung社の液晶テレビが,特にデザイン的に高く評価されている。「ソニーは今年デザインに力を入れます。これまではフルHDや120Hzという機能に注力してきました。これらの機能はアメリカでは非常に受けるのですが,やはりヨーロッパはデザインですね」(同氏)。今年のソニーは,ヨーロッパ向けの製品ではデザインを革新し,「大幅に台数を伸ばしたい」(同氏)。
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