TR-40。デジタル信号をアナログ信号に変換するほか，EPG（electronic programming guide）や番組検索，オンスクリーン・セットアップのガイドなどの機能を持つ。
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米EchoStar社は，2008 International CESの開幕日に行った発表会で，デジタル・テレビ信号をアナログ信号に変換する装置「TR-40」を発表した。（発表資料）。米国では2009年2月17日に地上アナログ放送を中止する予定。この端末はアナログ放送対応のテレビで，地上デジタル放送を受信できるようにする装置である。
TR-40は，2008年3月から39.99米ドルで販売する。米連邦政府は2008年1月1日から，全米の家庭を対象にデジタル・アナログ変換機の購入支援プログラムを開始した。これは，1つの家庭に対して1台当たり40米ドル，最大2台分まで提供するというもの。つまり，このプログラムを使うと，TR-40は実質無料になる。「我々はこの機器で利益を出そうとは思っていない。しかし，アナログ放送を中止することによって周波数に空きができ，そのことによって当社は恩恵を受ける」（EchoStar社，Chief Executive OfficerのCharles Ergen氏）。
EchoStar社は同時に，HDD録画機能を持つデジタル・アナログ変換機「TR-50 DVR」も発表した。2008年7月に発売する。HDD録画機のほかに，HDTV，SDTV信号の受信機能などを搭載している。ただし，米国政府の規定によってこの装置には，購入支援プラグラムを適応できないとしている。なお，TR-50 DVRの価格は現在は未定。
【訂正】記事掲載当初，EchoStar社のChief Executive Officerの名前を誤って掲載していました。お詫びして訂正いたします。記事は修正済みです。
