図1 「COM-2 mylo communicator」
図1 「COM-2 mylo communicator」
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図2 旧myloとの比較。新型(奥)の方が画面が大きくなり,キーボードも打ちやすくなった
図2 旧myloとの比較。新型(奥)の方が画面が大きくなり,キーボードも打ちやすくなった
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 ソニーは,携帯型情報端末「mylo」の新モデル「COM-2」を発表した(ニュース・リリース)。2008年1月末より米国で発売する。スライド式のQWERTYキーボードを持ち,Webブラウズやチャット,音声通話を楽しめる。価格は約300米ドル。主に,チャット・サービスを楽しむ10代の若者に向ける。

 前モデル(Tech-On!関連記事)と比べた大きな特徴は二つある。一つは,液晶パネルを2.4型から3.5型と一回り大きくしたこと。タッチ・パネル機能も追加した。もう一つは,Adobe Flash Lite 3を搭載したこと。これにより,YouTubeなどの映像コンテンツを閲覧したり,Flashゲームを楽しむことができる。

 YouTube視聴の操作性を高めるため,人気の映像コンテンツを紹介するYouTube Widgetを搭載した。利用できるWidgetとしてはこのほか,Google Search Widget,MyContacts Widget,RSS Widget,Facebook Notifierがある。

 無線LAN規格はIEEE802.11bおよび802.11gに対応。購入者は米Wayport社のホット・スポットが2010年まで無料で利用できる。チャット・サービスとしてAIM,Google Talk,Yahoo! Messengerが使えるほか,Skypeで音声通話が楽しめる。

 音楽コンテンツの著作権管理機能としてWindows Media DRM 10に対応し,同DRM対応のWMAファイルを再生できる。このほかMP3,AAC,ATRACの再生が可能である。映像コンテンツはMPEG-4のほかMPEG-4 AVC/H.264を再生できる。

 130万画素のカメラ・モジュールを内蔵し,撮影した画像や映像を編集してSNSやブログなどにアップロードできる。内蔵フラッシュ・メモリの容量は1Gバイトで,メモリースティックDuoで容量を拡張可能。2次電池の駆動時間は,音楽再生で20時間,Skype通話時で6時間,映像再生時で7時間である。

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