電子情報技術産業協会(JEITA)は,2007年11月の地上デジタル放送受信機器の国内出荷実績を発表した。総出荷台数は138万4000台で,前月から26.9%増加した。2007年1月からの累計出荷台数は,1078万1000台である。

 種類別に見ると,地上デジタル放送対応テレビ受信機が対前年同月比42.5%増の92万3000台。このうち,PDPテレビは11万4000台で,液晶テレビは80万9000台だった。地上デジタル放送用チューナ内蔵のDVDレコーダーも堅調に伸び,同25.3%増の27万6000台を出荷した。単体チューナーは同2.1%減の1万2000台,ケーブルテレビ用セットトップ・ボックスが同7.9%増の14万2000台,地上デジタル放送対応チューナー内蔵パソコンは3万1000台だった。

国内における地上デジタルテレビ放送受信機器の出荷台数の推移
国内における地上デジタルテレビ放送受信機器の出荷台数の推移 (画像のクリックで拡大)

 11月におけるカラー・テレビ全体に占める地上デジタル放送対応機の割合は,過去最高の95.0%。テレビの種類別に見ると,PDPテレビ全体に占める対応機種の割合はほぼ100%,液晶テレビ全体に占める割合は97.7%,CRTテレビ全体に占める割合はほぼ0%だった。

 その他の機器では,地上デジタル放送用チューナー内蔵DVDレコーダーがDVD装置全体に占める割合が53.2%,DVDレコーダー全体に占める割合が91.2%となった。

 なお,2007年10月のワンセグ対応携帯電話機の出荷台数は対前月比6.6%増の79万5000台だった。