米Google Inc.は2007年11月27日,再生可能なエネルギー,つまり温室効果ガスの増加が少ない,いわゆるグリーン・エネルギーの発電技術全般の開発に取り組んでいくと発表した(発表資料)。「RE<C」という名の推進組織を設置し,2008年だけで数千万米ドル(数十億円)を投資する。RE<Cは,石炭(Coal)よりも再生可能エネルギー(Renewable Energy)の発電コストを安くするという意味。「技術的なブレークスルーで,グリーン・エネルギー革命に火をつけたい」(Google社)。

 同社は,何種類もある再生可能エネルギーの中で,太陽熱発電と風力発電の二つの技術にまず投資する。具体的には,米ロスアンゼルス市郊外のベンチャー企業であるeSolar Inc.が開発中の太陽熱発電技術と,米サンフランシスコ市郊外にあるMakani Power Inc.の風力発電技術である。

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