ネットエイジアは,10~20代の携帯電話機のゲーム利用に関する調査結果を発表した(発表資料)。携帯電話機によるインターネット調査で,15歳から29歳の携帯電話機ユーザー600人に調査した。

 現在利用しているゲーム機やゲームができる環境を複数回答でたずねたところ,「ケータイゲーム(携帯電話機のゲーム)」が79.3%で,最も多い回答となった。次いで,「家庭用ゲーム機」が53.2%,「携帯型ゲーム機」が52.7%となる。ネットエイジアによれば,ケータイゲームの利用率は,男性よりも女性の方が若干高いという。特に,ケータイゲームのみを利用し,家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機を利用しない人は,女性が多いとする。ケータイゲームのみの利用者は15~19歳では男性が13.0%なのに対して,女性では28.0%,20~24歳では男性の14.0%に対して女性では36.0%だった。

 ケータイゲームを使う場所や場面を問う質問には,15~19歳の回答者の3人に1人が「職場・学校・教室(習い事)」と答えた。10代のユーザーは,学習の場などでも日常的に利用している実態がうかがえる。その他の年代で,「職場・学校・教室(習い事)」で利用すると答えた人は2割程度だった。

 ケータイゲームの利用者に,利用するゲームについてたずねたところ,利用率が高いのは無料ゲームとなった。「ゲームアプリのサイトに登録されている無料ゲーム」を利用する人は57.4%,「携帯電話のサイト(SNSやモバゲータウン等)で楽しめる無料ゲーム」を利用する人は39.9%である。一方,有料ゲームの利用では,「ゲームアプリのサイトに登録されている有料ゲーム」を使うと答えた人が30.7%。有料ゲームの利用率が最も高い層は20~24歳の男性で,この層の45.3%が利用している。また,有料ゲームのユーザーに利用する有料ゲームの種類を問うと,「売り切りタイプ」を使う人が54.1%と最も多い。次いで,「ゲーム毎に支払う月々定額タイプ」が39.7%,「サイト内で様々なゲームが利用できる月々定額タイプ」が37.0%だった。

 加えて,有料のケータイゲームの利用者に,過去3カ月間における1カ月当たりの平均利用額をたずねたところ,「売り切りタイプ」の利用額は385円/月,「定額タイプ」の利用額は505円/月だった。男女別に見ると,「売り切りタイプ」は女性(303円/月)より男性(430円/月)の方が利用額が高いものの,「定額タイプ」では,男性(469円/月)より女性の方(546円/月)が利用額が高かった。