アンリツが,CDMA2000 1x EV-DO Rev.A準拠の携帯電話機の評価に向けた増設ハードウエアと計測ソフトウエアを発売した(ニュース・リリース)。同社製の携帯電話機の評価に特化した試験機「MT8820B」または「MT 8815B」に搭載して使用する。EV-DO Rev.A対応機の開発・製造で実施するRF送受信試験および呼接続試験を高速かつ高確度に実施できる。また,Rev.0対応機も同じ構成の計測システムで評価できるため,設備コストを低減できる。

 アンリツが今回発売したのは,EV-DO Rev.0とRev.Aの双方に対応する計測用の増設ハードウエア「MT8820B-005」と「MT8815B-005」,1xEV-DO Rev.0向け計測ソフトウエア「MX882006C」, 1xEV-DO Rev.A向け計測ソフトウエア「MX882006C-011」。このうち,MT8820B-005は2台の携帯電話機を同時計測できるMT8820Bに搭載し,MT8815B-005は1台しか計測できないが小型のMT 8815Bに搭載して使用する。ただし,EV-DO Rev.0とRev.Aに対応した計測システムを構成するためには,今回発売した製品に加えてCDMA2000 1Xの試験用増設ハードウエア「MT8820B-003」と同計測ソフトウエア「MX882002C」が必要になる。

 1xEV-DOに準拠した外部パケット・データ「MX882006C-002」を合わせて使えば,1xEV-DO Rev.0方式のIPパケットを使用したさまざまなアプリケーション試験が可能になる。