東洋合成工業の千葉工場(千葉県香取郡)で2007年11月13日の午前10時20分ころ,火災事故が発生した。この事故で外部委託の製造作業員2名が死亡,6名が病院に搬送されている。

 事故が起きたのは,主に半導体や液晶パネルの製造工程で使うネガ型感光性材料を生産する「第2感光材工場」で,事故当時は稼働中だった。詳しい出火元や出火原因は現在調査中という。火は同日13時ころに消し止められたが,今後の対策や生産再開のメドは立っていない。

 感光材事業は,東洋合成の全社売り上げの6割近くを占める主力事業。千葉工場は,同社で感光材製造を一手に請け負う拠点であり,事故の起きた第2工場のほかに第1,第3工場がある。