ドイツInfineon Technologies AGは,76G~77GHz帯を利用するミリ波レーダに向けたフロントエンド・チップ「RXN7740」を発表した。20~200m程度の距離に対応する長距離・中距離レーダ・システムに使えるとする。複数のアンテナに対応できる発振器,パワー・アンプ,4個のミキサを集積した。これらの機能ブロックを個別で実装していた従来のミリ波レーダに比べ,RXN7740を使うことでレーダ・システムの寸法を1/4に小型化できるとする。加えて,集積化を進めたことで同システムに搭載するRFモジュールの製造コストを20%以上削減可能とする。
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