電気通信事業者協会(TCA)のまとめによると,2007年10月の携帯電話の契約純増数は業界全体で前年同期比25%増の33万1500件だった(イー・モバイル分を除く)。

 事業者別にみると,純増数の首位はソフトバンクモバイルで15万8600件である。同社は2007年5月から6カ月連続で首位となっている。KDDIは,au単体では16万6000件とソフトバンクを上回っているが,ツーカーの純減3万2200件を合わせると事業者としては13万3800件で2位になる。NTTドコモは2007年4月以降,3位に定着しており,10月も上位2社とは1ケタ違いの3万9100件となった。

携帯電話の契約純増数の推移(2006年10月~2007年10月,上位3社分)
携帯電話の契約純増数の推移(2006年10月~2007年10月,上位3社分) (画像のクリックで拡大)

 PHSは業界全体で4万6900件の純減である。ウィルコムは2007年8月に42カ月ぶりで純減に転じ,翌9月にわずかながら純増に復帰したが,10月は再び2万2500件の純減と落ち込んだ。