図1 オムロンが開発した24GHz帯のマイクロ波レーダ
図1 オムロンが開発した24GHz帯のマイクロ波レーダ
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図2 車両向けマイクロ波レーダの概要
図2 車両向けマイクロ波レーダの概要
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 オムロンは,自車周辺の障害物の距離などに応じてブレーキを制御する「プリクラッシュ・セーフティ・システム」向けのセンサとして,24GHz帯を利用するマイクロ波レーダを第40回東京モーターショー(一般公開日:2007年10月27日~11月11日)に参考出展した(図1,2)。70GHz以上の帯域を使うミリ波レーダなどに比べて「価格は約1/5」(同社の説明員)となることが特徴。

 センサの測定距離は0.5~15mで,検知角は±30度である。100m以上の距離を測定できるミリ波レーダーに比べると短い。低価格帯の自動車に低速追従機能を搭載する際のセンサとして考えているという。

 マイクロ波の帯域を使うレーダは,例えば自動ドアで人を検知するセンサなどとして使われている。このため,周辺回路の素子を,ミリ波用に比べて「格段に安く購入できる」(説明員)としている。

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