提供するシステムやツール群
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 NTTデータとオムロンヘルスケアは2007年10月25日,ITを活用したネット・ヘルスケア事業に関して業務提携することで合意した(リリース)。NTTデータがデータベースなどのIT基盤を提供し,オムロンヘルスケアが通信機能を持った健康機器(歩数計,体重体組成計,血圧計など)を提供する。さらに,メタボリック・シンドロームの改善支援を目的とした「生活習慣改善支援アプリケーション」を共同で開発し,2008年4月からASP(application service provider)形態で両社が販売する。

 両社が提供するIT基盤と通信機能付き健康機器,およびアプリケーションは,医療保険者・健診機関を中心に健康増進・疾病予防をサポートするツールとして提供を始め,2012年度に両社合計で利用者100万人,売上高約50億円を見込む。

 今回のアプリケーションを利用することによって,被保険者・被扶養者は個人用のホームページで生活習慣改善に関する目標設定や進捗度合いを管理したり,日々のバイタル・データ(歩数,体重,血圧データなど)をインターネット経由でデータベースに保存・管理したりできる。また,保健師は生活習慣改善支援対象者の活動履歴の確認や面談など,企業や健保などのスタッフは保健指導の実施状況の確認などに利用できる。2008年度から医療保険者に義務付けられる特定健診・特定保健指導の支援ツールとして利用できるようにする。利用金額は,利用者数および商品の組み合わせによって異なるものの,利用者一人当たり1800~8000円になる見込み。