日本コンピュウェアは2007年10月16日,開発対象となるシステムの要件定義を管理するためのツールの最新版「Optimal Trace 5.0」を発表した。システム開発のゴールやシナリオなど,要件定義に必要な項目をあらかじめ用意し,データベースで構造化して管理する機能を持つ。

 要件定義はシステム開発における根幹を成す作業だが,これまではワープロ文書や電子メールなどの形で管理することが少なくなかった。これでは,要件変更の履歴の記録や,変更の影響分析が難しかった。Optimal Traceでは前述した要件定義の管理機能のほか,自然言語でユースケースを記述できる機能,スケジュールやテスト・ケースのひな形を生成すると行った作業支援機能も備えている。

 1ユーザー向けのProfessional版とチーム向けのEnterprise版がある。前者は36万8000円から,後者は98万1000円から。Windowsで動作する。別途OracleやSQL Serverなどのデータベース管理ソフトウエアが必要。