ドイツの大手化学会社であるLANXESS社は,インドのグジャラート州バローダ近郊にあるジャガディア工業団地にイオン交換樹脂の生産プラントを新設すると発表した。同プラントでは,工業用水処理分野をはじめ,半導体や製薬業界向けの超純水製造分野など向けに製品を供給する。投資額は3000万ユーロで,2008年第2四半期初頭に着工し2010年初期に操業を開始する予定。

 製造するイオン交換樹脂の中には,アニオン交換樹脂,カチオン交換樹脂,混床用のイオン交換樹脂などが含まれる。同社は,こうしたイオン交換樹脂事業を「化学工業分野で成長が最も著しく,かつ将来性が高い」と位置付け,今回の大規模投資により「収益の伴う成長とグローバル市場でのリーダーシップの一層の強化を目指す」。