EOS-1Ds Mark III
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約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサ
約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサ
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35mmフルサイズCMOSセンサの改良点
35mmフルサイズCMOSセンサの改良点
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EOS 40D
EOS 40D
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 キヤノンは2007年8月20日,画素数が約2110万画素で35mmフルサイズ(36×24mm)のCMOSセンサを搭載したデジタル一眼レフのハイエンド製品「EOS-1Ds Mark III」と約1010万画素のAPS-CサイズCMOSセンサを搭載したミッドレンジ製品「EOS 40D」を発表した。EOS 40Dは8月31日,EOS-1Ds Mark IIIは11月下旬に発売する。

 EOS-1Ds Mark IIIが搭載する35mmフルサイズCMOSセンサの特徴は,マイクロレンズの開口部を拡大して,マイクロレンズからフォトダイオードまでの距離を短縮化し,高画素と広いISO感度/低ノイズを両立した点。また,カメラ本体に映像エンジンの「DIGIC III」を2個搭載することで,画像処理を高速化した。これにより,約5コマ/秒の連写とJPEGラージ画像で約56枚,RAWで約12枚の連続撮影を可能にした。

 EOS 40Dは,倍率約0.95倍で見やすい新設計のファインダー,液晶画面で画像を確認しながら撮影できるライブビュー機能,センサのゴミ対策機能などを備える。約6.5コマ/秒の連写,約75枚の連続撮影が可能。3種類の交換可能なフォーカシング・スクリーンも用意した。EOS 40D用のアクセサリーとして,無線/有線LANによる画像転送を可能にする「ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E3」(税別価格10万円)も発売する。

 価格はいずれもオープン。推定市場価格は,EOS-1Ds Mark IIIが既存製品のEOS-1Ds Mark IIと同程度,EOS 40Dのボディが税込価格15万前後。EOS 40Dには,レンズがセットになった製品も2種類用意する。

 二つの手ぶれ補正機能付き交換レンズも同時に発表した。小型の手ぶれ補正ユニットを開発することで,小型軽量を実現した。標準ズーム・レンズの「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」(税別価格3万3000円,9月下旬発売)と望遠ズーム・レンズの「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」(同4万5000円,10月下旬発売)がある。高性能な広角レンズ「EF14mm F2.8L II USM」(同30万7000円,9月下旬発売)も用意する。また,7製品のコンパクト・デジタル・カメラ(PowerShotブランド5製品とIXY DIGITALブランド2製品)も同時に発表した。

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