シャープは,病院で問題となっている院内感染菌の一種であるセラチア菌の除去にプラズマ・クラスター・イオンの照射が,効果を持つことを検証した。同社は,公衆衛生学の権威である米国ハーバード大学公衆衛生大学院名誉教授メルビン・ファースト氏と共同で,浮遊有害物質を除去する独自の空中浄化方式「プラズマクラスターイオン技術」における浮遊菌評価の技術を開発,容積40m3(約10畳)の空間におけるセラチア菌(浮遊病原性細菌の一種)を38分で99%除去できることを検証した(図1)。同社は,今回得られた検証結果を基に,「すべての空間をプラズマ・クラスター・イオン空間に」のコンセプトで,プラズマ・クラスター・イオンによる空中浄化方式を北米,欧州,アセアンなどグローバルに事業展開していく。
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