韓国LG Electronics Inc.は,2007年第2四半期(2007年4~6月)の決算を発表した(発表資料)。売上高は対前年同期比1.8%増の5兆9030億ウォン,営業利益は同23.2%減の1460億ウォンだった。純利益は,前年同期の100億ウォンの赤字から,3850億ウォンの黒字へ転換した。Mobile Communications事業と Digital Appliance business事業が売上高の増加に貢献したという。
 
 海外法人と支社を合わせたグローバル売上高は,対前年同期比12.6%増の10兆4300億ウォン,営業利益は同50.6%増の4640億ウォンだった。韓国LG.Philips LCD Co., Ltd.や海外支社の純利益が,LG Electronics社の純利益に貢献した。

 事業部門別にグローバル売上高を見ると,携帯電話機などを手掛けるMobile Communications事業は,対前年同期比24.4%増の2兆8650億ウォン。営業利益は前年同期の90億ウォンから大幅に増加し,3250億ウォンだった。携帯電話機事業は前年同期からも,直前期からも大幅に伸びた。携帯電話機事業の売上高は,対前年同期比26.9%増の2兆7090億ウォン。営業損益は前年同期の150億ウォンの赤字から3130億ウォンの黒字に回復した。携帯電話機の出荷台数は1910万台だった。

 Digital Appliance事業の売上高は,対前年同期比21.4%増の3兆6040億ウォン。営業利益は同17.7%増の2920億ウォンだった。

 テレビやモニターを手掛けるDigital Display事業は,売上高が対前年同期比2.1%減の2兆7270億ウォン。営業損益は前年同期の530億ウォンの黒字から1380億ウォンの赤字に転落した。しかし,固定費の減少と薄型テレビの価格下落が緩やかになったことから,2620億ウォンの営業損失を計上した直前期からはやや回復した。

 Digital Media事業は,売上高が対前年同期比0.3%増の1兆2460億ウォンだった。営業損益は前年同期の110億ウォンの黒字から40億ウォンの黒字となった。季節要因と単価の下落が,営業利益の低下につながった。

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