水平画角が360°の新方式レンズをオリンパスが試作,全周撮影/投影が可能に
オリンパスの「未来創造研究所」は,従来にはない「軸対称自由曲面レンズ」の設計手法を確立し,実際に試作品を作製した。この軸対称自由曲面レンズでは,水平画角が360°の撮影および投影が可能になる。このレンズを搭載したプロジェクタとカメラ(CCD撮像素子との組み合わせ)も同社は試作した。
軸対称自由曲面レンズの設計手法は,オリンパスが2004年に開発した「自由曲面プリズム」(回転対称でない自由形状のレンズ面によってレンズ作用を持つプリズム)の原理を応用したもの(自由曲面プリズムに関するTech-On!の関連記事)。レンズの持つ光学特性と,レンズ表面を定義する曲線の関係を大幅に見直すことで,従来の球面・非球面レンズの設計手法では定義できないような自由度の高いレンズの設計が可能になったという。
今回試作した軸対称自由曲面レンズは樹脂製。直径約60mmのコマのような形状である。セキュリティー・カメラや,ドーム型パビリオン向けのプロジェクタといった用途を同社は想定している。
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