村田製作所は2007年6月20日,米国の電源システム関連メーカーであるC&D Technologies,Inc.のPower Electronics事業部を買収すると発表した(PDF形式の発表資料)。買収金額は約8500万米ドル。

 C&D社は,電池や待機用電力システム,高周波スイッチング電源などのシステムを手掛けるメーカーで,Power Electronics事業部はDC-DCコンバータやインダクタ,トランスなど電源関連部品の開発製造および販売を行っていた。米国やカナダのほか欧州および中国などでの販売網に強みを持つという。村田製作所は同事業部を取得することで,電源関連部品のラインナップを拡充するほか,海外の販売網を強化する狙い。

 C&D社の直近の売上高は5億2400万米ドル。そのうちPower Electronics事業部の売上高は1億8500万米ドルで,事業部の本拠地は米マサチューセッツ州にある。従業員数は2007年1月末現在で1318名。

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