KDDIおよび沖縄セルラーは,京セラ製の携帯電話機「A101K」が搭載するLiイオン2次電池モジュール「1403UAA」について,発熱・膨張の恐れがあるとして一部を交換・回収する(ユーザーへのお知らせ)。対象個数は約6万9000個。発熱・膨張の原因は,NECトーキン製電池セルの製造上の不具合という(NECトーキンのニュース・リリース)。

 NECトーキンによれば,回収対象となる電池セルは,2006年9月に導入した電池セルの生産ラインで製造したもの。製造上の問題により,電池セル内部の電極と電池端子を接続する部品が,電池缶壁と近接しすぎる場合があったという。この電池セルに外部から強い衝撃が加わると,まれに短絡を起こし,発熱・膨張に至ることがある。

 問題となった電池セル「ICP300448ALT」を搭載する電池モジュールは,今回のA101Kのほかは,2007年6月13日に同じく交換・回収を発表したウィルコムのPHS端末「AH-J3003S」および「WX-220J」のみという(Tech-On!関連記事)。

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