ユニデンは,1920×1080画素のプログレッシブ表示で,デジタル・チューナを内蔵しないことで価格を抑えた42型液晶テレビ「TL42AZ1」と37型液晶テレビ「TL37AZ1」を発表した。HDMI端子を2個搭載するほか,付属の変換ケーブルを使ってD5規格に対応できるコンポーネント端子を2個搭載する。いずれもアナログ・チューナは搭載する。「プレイステーション 3」などのゲーム機用に使いたい人,デジタル放送に対応したケーブルテレビのSTBや,デジタル・チューナを内蔵したDVDレコーダなどを利用している人など,デジタル・チューナが不要なユーザに向ける。同社の直販サイトで販売する製品で,2007年7月19日に発売を予定している。価格(消費税,送料込み)は42型が17万9800円,37型が13万9800円である。
デジタル・チューナを内蔵する同社従来品である42型の「TL42WRJ-B-FDT」や同37型の「TL37WRJ-B-FDT」などに比べると,それぞれ2万円ずつ安い。デジタル・チューナを省いたほか,従来品と同じ筐体を採用することで,コスト削減を図った。液晶パネルの表示特性バラつきに対して,テレビ製造時に一台ごとにガンマ特性を補正したり,視野角が上下左右178度と広い液晶パネルを採用したりするなどして,画質を向上させたという。
ユニデンは同時に,19型の液晶テレビ「TL19TX1」も発表した。デジタル・チューナを搭載しつつ,価格を4万6800円に抑えた。アナログ・チューナは搭載しない。ノート・パソコンなどに用いる比較的安価な19型の液晶パネルを採用することで,価格を抑えた。2007年7月25日に発売する予定である。