日立製作所が提唱するスタンプラリーサービス
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日立製作所は2007年6月7日，GPS機能付き携帯電話機と専用WWWサイトを組み合わせた無料のスタンプラリーサービス「Ittemia（イッテミア）」の提供を開始した（URLはこちら）。同じ趣味を持つ仲間などを集めることが可能で，現在流行しているSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）サイトのスタンプラリー版といえる。
このサービスには3つの参加方式がある。一つはスタンプラリーサービスを企画したい「ミッション作成者」になること。次に，企画されたスタンプラリーサービスに参加する「ミッション参加者」になること。もう一つは，ミッション参加者がコメントを書いた掲示板を閲覧できる「コミュニティ参加者」になることである。
例えば，ミッション作成者が都内にある動物園のスタンプラリーを企画し，専用WWWサイトに登録する。この企画に関心を示したミッション参加者は，登録された地点の半径100メートル以内に行って専用WWWサイトにアクセスすると，“目的地にいる”という情報が携帯電話機から発信される。その際，ミッション参加者はコメントや写真などを発信することができる。専用WWWサイトにはそれらの情報が表示され，コミュニティ参加者はこうした情報を閲覧できる。利用可能な携帯電話機はKDDI，NTTドコモ，ソフトバンクモバイルのGPS機能付き携帯電話機となる。
今回のサービスを開発した日立製作所 ソフトウェア事業部の武田景氏は，「まずは無料でサービスを提供することで多くの利用者に使ってもらいたい。今年度中に30万人のユーザーを獲得したい」という。当面は有料化や広告収入といった事業化を進めるのではなく，コミュニティーの拡大を目指すようだ。
