電気通信事業者協会(TCA)によれば,2007年5月の携帯電話の契約純増数は38万3500件だった。前年同月に比べると10万件近い増加だ。

 事業者別には,ソフトバンクモバイルが16万2400件で首位に立った。同キャリア同士の通話料が一部無料になる「ホワイトプラン」などの料金サービスをけん引車として契約を伸ばしている。ホワイトプランの申し込み数は,2007年6月7日に500万件を突破したという(発表資料)。

 2位のKDDIは,au単体では22万1600件とソフトバンクを超える純増数を確保しているものの,ツーカーの純減8万3100件を差し引くと,13万8500件にとどまる。2カ月連続で最下位に甘んじるNTTドコモは8万2700件の純増となった。


携帯電話の契約純増数の推移(2006年5月~2007年5月)

 PHSではウィルコムが3万6100件の純増となり,ドコモの純減2万8100件を補って業界として8000件,契約を伸ばしている。