ソニーは,CMOSイメージ・センサの増産に向け,今後3年間で約600億円を投じる(発表資料)。イメージ・センサや小型液晶パネルの生産拠点であるソニーセミコンダクタ九州の熊本テクノロジーセンターに,クリーンルーム5000m2を増床する。

 現在,ソニーのCMOSセンサの量産はソニーセミコンダクタ九州が一手に担っており,300万個/月の生産能力を有しているが,今後の需要増に対応するため,これをさらに強化する。今回の投資で増床するクリーンルームでは,カメラ付き携帯電話機やデジタル・カメラ向けに市場の拡大が続くCMOSセンサの増産を主眼とするが,将来的には,フルHD表示が可能な小型液晶パネル「SXRD」の増産にも充てる可能性があるとする(Tech-On!関連記事)。