米Hewlett-Packard Co.と横河電機は,現在HPグループが発行済み株式数の75%を、また横河電機が25%を保有する「日本ヒューレット・パッカード」について,同社をHP社の100%保有会社とすることで,合意したと発表した(HP社リリース文,横河リリース文)。

 日本HPは,横河電機が51%,HP社が49%を出資し,1963年に「横河・ヒューレット・パッカード(YHP)」として設立された。1983年には資本関係の見直しを実施し,HP社が75%,横河電機が25%を保有することになった。1995年には,現在の社名への変更を行なった。今回,HP社が横河に,「日本HPは,HP社の100%子会社とした上で,2社に分割して進むことが最良の選択である」の申し入れ,それに横河が合意した。

 なお,合弁解消後も,HP社と横河は,両社間の製品の相互供給を続けるなど,ビジネス・パートナとして広範な関係を維持していくという。また,分析計の分野で両社が出資して1991年に設立した「横河アナリティカルシステムズ」(出資:HP社51%,横河49%)は,両社合意の下,現状のまま営業を継続する。