NTTデータは,携帯電話機を利用した健康管理サービスの実証実験を始める。歩数や体重,血圧,体温,睡眠時間など個人の健康データを,携帯電話機を利用して登録し,管理するサービスである。NTTドコモ,KDDI,ソフトバンクモバイルのブラウザ機能を備える携帯電話機で利用できる。携帯電話機で所定のWWWサイトにアクセスして,会員登録することでサービスが利用可能になる。利用料は無料(通信料は自己負担)で,先着5000名の会員登録を受け付ける予定である。実証実験の期間は,2007年4月17日~同年7月中旬。実証実験のサービス提供に当たり,NTTデータはオムロンヘルスケアの協力を得たという。

 サービスの内容は大きく二つ。第1は,個人が自ら測定した健康データを携帯電話機を利用して登録することで,グラフやカレンダーを活用した時系列の変化データとして,それぞれの数値を管理できる。第2は,「ヘルスポイント」と呼ぶサービスである。歩数データを登録することで,歩数に応じてポイントが貯まる。獲得したポイントは,健康グッズや商品券などと交換できる。

 NTTデータは今回の実証実験を通し,利用者の利便性や継続性が確認でき,利用者増が期待できると判断した場合,サービスの強化を図る考え。携帯電話機メーカーや健康機器メーカーと共に,連携を検討していくという。