300mmウエハーによるMOS ICの生産能力の推移
300mmウエハーによるMOS ICの生産能力の推移
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設計ルール別MOS IC生産能力の推移(200mmウエハー投入量換算で単位:千枚)
設計ルール別MOS IC生産能力の推移(200mmウエハー投入量換算で単位:千枚)
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 世界半導体生産キャパシティ統計(SICAS統計)の発表によると,2006年10~12月における全世界の半導体生産能力(MOS+バイポーラ)は,200mmウエハー換算で188万3700万枚/週となった。対前年同期比で15.2%増,対直前期比で4.2%増となった(発表資料)。

 この内,300mmウエハーを使ったMOS ICの生産能力は,対直前期比16.2%増の24万6400万枚/週(実枚数)となった。生産稼働率は85.0%で直前期からさらに低下し,2四半期続けて90%を切った。

 MOS ICを設計ルール別に見ると,0.16μm以上~0.2μm未満と0.4μm以上~0.7μm未満の区分で直前期から生産能力が減少したものの,それ以外の区分では直前期を上回った。中でも伸びが大きいのは0.12μm未満で,対直前期比11.2%増の69万7900枚/週(200mmウエハーの投入枚数換算)となった。生産稼働率も93.4%と最も高いが,直前期と比較すると2四半期連続で低下している。