電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によれば,2006年12月における携帯電話機の国内出荷台数は前年同期比16.3%減の381万5000台と大きく落ち込んだ。JEITAでは「秋冬モデルの投入が一段落したため」としている。

 第3世代サービス(3G)対応端末の出荷は前月の大幅増から一転,統計開始から初めて前年実績を割り込んだ。前年同期比2.6%減の374万3000台である。第2世代サービス(2G)対応端末も前年同期から9割ほど落ち込んでわずか7万2000台。PHSは前年同期比24.9%減の15万3000台となった。4カ月連続で大幅な前年割れである。

 2006年通期では,携帯電話機の出荷台数は前年比6.5%増の4777万台だった。MNP(番号ポータビリティ)の導入が市場の活性化を促したとJEITAはみている。


図●移動電話の出荷台数の推移(2005年12月~2006年12月)