Z8
Z8
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ディスプレイ部をスライディングさせた状態
ディスプレイ部をスライディングさせた状態
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キータッチ部が若干,内側に曲がる。
キータッチ部が若干,内側に曲がる。
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裏側。電池パックを格納する箇所と,キータッチ部の中央のヒンジ部分が可動する
裏側。電池パックを格納する箇所と,キータッチ部の中央のヒンジ部分が可動する
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利用するLiイオン2次電池
利用するLiイオン2次電池
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 米Motorola Inc.は3GSM World Congress 2007において,スライド型の薄型端末「RIZR」シリーズの最新機種「Z8」を発表した(発表資料)。RIZRは同社の大ヒット端末「RAZR」を髣髴(ほうふつ)とさせる薄型デザインの端末で,スライド型の筐体を特徴とする。

 Z8では,筐体に新構造のスライディング機構を採用した。同社は「kick slider」と呼ぶ。ディスプレイ部をスライドさせてキータッチ部を露出させると,その動作に連動してキータッチ部全体が内側にわずかに曲がる。「単なるスライディング機構では,ディスプレイ部をスライドさせた際に,マイクロホンを格納したキータッチ部の先端とユーザーの口元が離れやすい。新構造のkick sliderでは,キータッチ部の先端が内側に曲がってユーザーの口元に近づくため,これまでよりフィットした状態で扱うことができる」(Motorola社)。

 機能面も強化した。HSDPAによる高速データ通信に対応するほか,30フレーム/秒の動画再生機能,Bluetoothによるワイヤレス・オーディオ伝送に対応する。発売は2007年4月からの予定。同社ブースでは,30フレーム/秒での動画表示を実演していた。