MOTOFONE F3
MOTOFONE F3
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メイン・ボードに電子ペーパーとキーパッドが設けられている
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TI社の「LoCosto」などが用いられている
TI社の「LoCosto」などが用いられている
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 携帯電話などエレクトロニクス関連の市場調査会社であるナビアンは,米Motorola社が2006年11月末にインドで発売した低価格の携帯電話機「MOTOFONE F3」を分解し,そのレポートをホームページ上に掲載している(PDF形式の発表資料)。

 MOTOFONE F3は,米E Ink社の電子ペーパー「Clear Vision」や,米Texas Instruments社の1チップ・ケータイLSI「LoCosto」を採用した低価格機。インドの通販サイトでは1599ルピー(日本円で約4535円)で販売されているという(Tech-On!の関連記事)。厚みは9mmである。

 900MHzおよび1800MHzのGSM方式に対応する。RFフロントエンド回路は,米Skyworks社のTxモジュールで構成した。SMS(short message service)機能を備えるが,カメラ機能などはない。主要機能のほとんどを,サブ基板に両面実装したLSIだけで実現している。利用する部品点数は,全体で297個という。